下北沢トモクリニック ニュース(季刊) <第3号>

【ご挨拶】

  2002年10月から70歳以上の自己負担が原則1割に、 2003年4月からは社会保険の自己負担が2割から3割に増えました。 特に慢性的な病気で長期間の治療が必要な場合、経済的な負担が大きくなりました。 医療の大きな柱は「診断」・「治療」です。熱があるから解熱剤、 胃が痛いから胃薬といった対応は診断に基づいた治療ではなく、 症状に合わせた対処法にすぎません。例えば、インフルエンザでは、 熱を下げることによって脳症を引き起こすことがあります。胃ガンでは、 胃薬でも痛みがやわらぐため発見が遅れてしまい病気が進行することもあります。 また、日本では、諸外 国に比べ科学的に効果が確認されていない治療法が多いと言 われています。これは治療の標準化が遅れているためです。 私共トモクリニックでは的確に診断し、科学的な事実に基づ いた標準的な治療(EBM)を行うように努めており、それが 医療費削減にもつながると考えています。 院長 村上知文

突然死を防ぐために・・・

昨年、高円宮さまが運動中に急死されました。全身に血液を送り出す
ポンプの働きをしている心臓の左室が小刻みに震え、血を送り出せ
なくなる心室細動が原因と考えられています。このように心臓が突然
痙攣を起こす不整脈は、一般的な心電図検査では見つけることが困難です。
狭心症という、心臓の栄養血管である冠状動脈が狭窄する病気も、
心筋梗塞に移行し突然死の原因になることがあります。この病気でも、
普段の心電図では異常なく、胸痛などの発作時(10分〜20分)にしか
異常が見られないことがほとんどのため、病院を受診した時には
痛みも心電図異常も消失していることが多いのです。これら突然死の原因
となる心臓病を未然に防ぐためには、24時間心電図検査が有用です。
この検査は、心電図の検査機器を装着し、仕事や睡眠等、日常生活中の
心臓の活動を記録するものです。以前は装置も大きく、日常生活の妨げ
になることもありましたが、徐々に小型化され今回世界最小の24時間
心電図記録装置を導入することができました。薄着の女性でも装着している
ことが外からわかりません。心臓が原因の突然死は性別・年齢に関わらず
発生するため、一度検査をお勧めします。

心電図記録装置
原寸大 厚さ15mm

  1. 動悸がある
  2. 息切れする
  3. ストレスがある
  4. 左腕がしびれる
  5. めまいがする
  6. 冷や汗がでる
  7. 胸の痛みや圧迫感がある
  8. 糖尿病・高血圧・高脂血症がある
  9. 喫煙する
  10. 肥満がある

マリッジチェックのお知らせ

結婚は人生における第二の出発点とも言われ、いつ子供ができてもよいという 環境に身をおくことにほかなりません。これから結婚を予定されている方には、 いつの日か母となる日の為にも、人生の節目健診として結婚前の健康診断を受ける ことをお勧めします。一般的に、マリッジチェックと言われているものの中には、 血液・尿・胸部レントゲン検査・婦人科健診などが含まれています。特に感染症の 検査は男性も一緒に検査する必要がありますが、産婦人科で行われることが多いため 受診し難く、また、女性の場合は婦人科健診(内診)に抵抗感をお持ちの方も少なく ないと思います。今回、トモクリニックでは、子宮・卵巣の超音波検査(内診とは違います) を併用した、マリッジチェックを開始致しました。パートナーと一緒に受診されることを お勧めします。詳しい内容に関してはお問い合わせください。また、御希望により、 安心して信頼できる産婦人科医も御紹介致しますので、遠慮なくご相談ください。

バイオマトリックス
研究所の顧問に就任

バイオマトリックス研究所はDNAチップの受託解析など、薬の新たな開発手法 であるゲノム(全遺伝情報)創薬の支援事業を手掛ける会社として設立されました。 DNAチップ分析事業では世界最大手の米アフィメトリクス(カリフォルニア州) と提携し、製薬会社からゲノム創薬の研究活動の一部を受諾します。 臨床医学からのサポートのため、このたび院長・村上知文が顧問に招聘され就任しました (日経新聞には株式上場の見込まれるベンチャービジネスとして紹介されました)。 最先端の医学を現場の医療にフィードバックしたいと考えております。

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